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はじめに
人工知能(AI)技術の進歩により、コンテンツ生成の自動化が現実のものとなってきました。本記事シリーズでは、AI を活用した自動ブログ記事生成システムの開発プロセスを詳しく解説していきます。具体的には、Claude AI を使用して記事を生成し、それを WordPress に自動投稿するシステムを Golang で構築していきます。
このプロジェクトを通じて、以下のスキルと知識を習得することができます:
- Golang によるアプリケーション開発
- AI API(Claude)の利用方法
- WordPress REST API の活用
- モジュール化されたコード設計
- 設定管理とセキュリティ考慮事項
本記事では、プロジェクトの概要と環境構築について説明します。
プロジェクト概要
私たちが開発する AI ブロガーシステムは、以下の主要機能を持ちます
- キーワードに基づいた記事の自動生成
- 生成された記事の WordPress への自動投稿
- カテゴリの指定と管理
このシステムにより、ブログ運営者は大量の質の高いコンテンツを効率的に生成し、公開することができます。
環境構築
では、実際に開発環境を整えていきましょう。
1. Golang のインストール
まず、Golang をインストールする必要があります。公式サイト(https://golang.org/)からお使いのオペレーティングシステムに対応したインストーラーをダウンロードし、インストールしてください。
インストールが完了したら、ターミナルで以下のコマンドを実行して、Golang が正しくインストールされたことを確認します。
go version
バージョン情報が表示されれば、インストールは成功です。
2. プロジェクトの初期化
次に、プロジェクトのディレクトリを作成し、初期化します。
mkdir ai-blogger-golang
cd ai-blogger-golang
go mod init github.com/yourusername/ai-blogger-golang
ここで、yourusername
は自分の GitHub ユーザー名に置き換えてください。
3. プロジェクト構造の作成
以下のようなディレクトリ構造を作成します。
ai-blogger-golang/
├── cmd/
│ └── main.go
├── internal/
│ ├── claude/
│ │ └── client.go
│ ├── content/
│ │ └── generator.go
│ ├── models/
│ │ └── article.go
│ └── wordpress/
│ └── client.go
├── config/
│ └── config.go
├── go.mod
└── go.sum
この構造により、コードを論理的に整理し、各コンポーネントを分離することができます。
4. 依存関係の管理
プロジェクトで使用する外部ライブラリをインストールします。今回は、設定ファイルの読み込みに godotenv
を使用します。
go get github.com/joho/godotenv
5. 設定ファイルの作成
プロジェクトのルートディレクトリに .env
ファイルを作成し、必要な環境変数を設定します:
CLAUDE_API_KEY=your_claude_api_key_here
WP_BASE_URL=https://your-wordpress-site.com
WP_USERNAME=your_username
WP_PASSWORD=your_password
実際の値に置き換えてください。このファイルは .gitignore
に追加して、GitHubにアップロードされないようにしましょう。
6. 基本的なコード構造の実装
それでは、各ファイルの基本的な構造を実装していきます。
package config
import (
"os"
"github.com/joho/godotenv"
)
type Config struct {
ClaudeAPIKey string
WordPressBaseURL string
WordPressUsername string
WordPressPassword string
}
func Load() (*Config, error) {
err := godotenv.Load()
if err != nil {
return nil, err
}
return &Config{
ClaudeAPIKey: os.Getenv("CLAUDE_API_KEY"),
WordPressBaseURL: os.Getenv("WP_BASE_URL"),
WordPressUsername: os.Getenv("WP_USERNAME"),
WordPressPassword: os.Getenv("WP_PASSWORD"),
}, nil
}
package models
type Article struct {
Title string
Content string
Keyword string
}
package main
import (
"fmt"
"log"
"github.com/yourusername/ai-blogger-golang/config"
)
func main() {
cfg, err := config.Load()
if err != nil {
log.Fatalf("Error loading config: %v", err)
}
fmt.Println("Configuration loaded successfully")
// ここに今後の実装を追加していきます
}
まとめ
これで、AI ブロガー開発プロジェクトの基本的な環境構築が完了しました。この記事では以下の内容を学びました。
- プロジェクトの概要と目的
- Golang の開発環境のセットアップ
- プロジェクト構造の作成
- 基本的な設定管理の実装
次回の記事では、Claude API を使用して実際に記事を生成する機能を実装していきます。Golang での HTTP リクエストの処理や、AI API の利用方法について詳しく解説する予定です。
AI と プログラミングの融合は、新しい可能性を切り開く exciting な分野です。このプロジェクトを通じて、最新の技術トレンドを体験し、実践的なスキルを身につけていきましょう。次回の記事もお楽しみに!
次のステップ
- Claude API のドキュメントを読み、API キーを取得する
- WordPress サイトを用意し、REST API が有効になっていることを確認する
- 基本的な Golang の文法や HTTP リクエストの扱い方について復習しておく
それでは、次回の実装に向けて準備を進めていきましょう!
【AI ブロガー開発】Claude API を使った記事生成機能の実装